先日テレビで『キッチン革命』というドラマを見た。後半は公団住宅に導入するキッチンの設計に奮闘する内容だった。
1戸あたり13坪しかない住宅にダイニングとキッチンを両立させなければならない。しかも主人公は北側の暗いところに位置していた『台所』を南側の条件が良い場所にして、暗くて寒い、苦しい調理作業を明るく快適なものにしようとした。もっともネックになっていたのはやはり面積。そこで彼女が考えたのが「動けるキッチン」ではなく「動かなくてもいいキッチン」。
これまでシンクとコンロの間に作業スペースを設けるというのが定番だったが、シンクを中心にコンロと作業台を左右に振り分けた。そうすると調理時間は変わらないが、動いている歩数が圧倒的に少なくなるという実験結果。
1955年にこのようなことを『開発』しているのに、今のキッチンはまたシンクとコンロの間に作業スペースという昔のレイアウトに戻っている。もちろん、当時のように食材を洗う作業が極端に減っていたりと、今と当時が全く同じ調理作業ということはない。
コンロとシンクを近づけるとキッチンはコンパクトになる。そうするとキッチン本体の価格は下がる。つまりメーカの売り上げは減る。その代わり本体以外の部分の造作が増えるので、手間がかかる。
やはり「めんどくさいことを避けて、楽して儲けたい」が最優先事項なんだ。そうなると皆が同じ商品(キッチン)を売ることになり、価格競争にしかならず、大手のみが生き残ることになる。どうやって差別化を図るのか、自社の強みはなんなのかを真剣に考えないと、工務店ビジネスは成り立たなくなるはず。
さて、『キッチンの逆襲』と行きましょうか!!
4月3日(月)終日事務所。オンラインミーティング3件。
4月4日(火)終日事務所。オンラインミーティング4件。
4月5日(水)午前、秋谷案件の現場で工事再開に向けた打ち合わせ。午後、函南案件の都内の施主宅で契約やら工事内容やらの打ち合わせ。帰りにリニューアルオープンのリブコンテンツさんを覗きに行ったらレセプションのようで、、、すみませんでした。夜は新しいキッチンプロジェクトの構想。。。とはいえ、7gタウに展示するんだけど、、、間に合うかなぁ