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re-house/i

下町に建つ木造住宅(1階は駐車場として鉄骨造のピロティー)の部分リフォーム。
約100m2の平面を2分割されており、その一方をオーナーの息子さん夫婦が結婚するのを機にリフォームを計画される。床鳴りがしている部分などがありことなどを考慮して、床材を厚み19mmのパイン無垢フローリングとし、強度を増した。柱を移動したり梁で補強したりし、ほとんどの構造体を壁か収納の中に納めたが、唯一空間内に残った3本の柱は、そこがリフォームであることの証として、建物の記憶をやさしく受け止めてくれている。
中心のリビングダイニングスペースの両側に、手許を隠したシンプルはオープンキッチン、大きなクローゼットを備えた寝室、隔離された書斎スペース、ユニットバス、洗面脱衣室、トイレの水まわりを配置し、その緩衝帯として、半透明の引戸を付けた本棚とシナ合板の扉を付けた収納設け、その天井との隙間には間接照明を仕込んで全体照明としている。

床のパイン材とキッチン腰壁のモザイクタイルの優しい表情が、今までもそこに存在していたように「懐かしさ」を醸し出し、この空間全体をやさしい空気に包んでくれている

photo by koushi tarumi