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麹町のオフィス
千代田区麹町にあるオフィスの内装計画。
このオフィスには、毎日多くの来客がある。そのお客さん達が楽しげに、心が安らげるような内装をというのがクライアントのリクエスト。
そこで、カラフルなストライプ柄とするが、子供っぽくならないような色の選択に気を使った。また、同じ大きさの部屋が並ぶために、規則的になりがちなファサードをストライプの巾をランダムに配置することにより、路地的な空間を心掛けた。これらの個室は、中に入ると、ナチュラルな木を使った空間となり、気持ちを和ませてくれる。
また、一番大きな個室は内装をガラリと変え、アルミパネルの壁、アルミ板のテーブル、濃い木目のディスプレー棚という構成にカッシーナのキャブを合わせている。
このオフィスには、所長室があり、そこには応接機能を持たせるのだが、ソファーセットにはインターデコールのエアフレームを選び、重厚な感じにはせず、敢えて軽快だけれども質がいいといった雰囲気を持たせた。そのために、濃い木目の収納とガラスのテーブルを造作し、ハーマンミラーのアルミナムチェアーを合わせる。
これら3つの空間の組み合わせは、一つのオフィスに軽快さと高質さを兼ね備えた室が高い空間を実現し、事務スペースを加えた4つのエリアを緩やかと明確という相反するキーワードを伴って分節することに成功している。
photo by kohshi tarumi