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sou kitchen
キッチンの新しい方向性を考えた。
ひとつは天板とキャビネットを分離して考えることで、それぞれの計画が自由になる。たとえば、天板はコンパクトに1800mmとし、キャビネットをリビングまで延長してテレビ台や書斎などに展開することで、キッチンとリビングの連続性が生まれる。天板はブラケットにより壁に固定されているために実現可能としている。
もうひとつは奥行きが浅いキッチン。
最近のキッチンの奥行きは650mmが多いが、昔のセクショナルキッチンの奥行きは500〜550mmが主流だった。そこからのリノベーションを考えるても、奥行きが浅い方がいい。もちろん、マンションなどの限られた空間ボリュームを考えても奥行きは浅い方がいい。作業性を考え、巾方向のスペースを250mm上に設けた小さなカウンターに求めた。
写真の例では収納部分の素材をラーチ合板のオイル仕上げとしているが、もちろん求める空間の雰囲気に合わせた素材、色に変換可能である。
また写真の例では収納の端をダイニングテーブルとしても使えるようにスライド&回転する機能を持たせるなど一般的なキッチンに比べて遥かに自由度が高くなっている。
メーカー・クライアント:白石物産株式会社
photo by STUDIO KAZ