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re-apartment/szk
郊外のベッドタウン駅に程近くに建つ新築分譲マンションの一室。購入引き渡し後に間取りを一部変更と、造作家具とインテリアコーディネートを提案する。
変更した間取りは2LDKの個室二つをひとつにすることと、キッチン上部の壁および吊戸棚を撤去すること。これにより、広い寝室と開放的なキッチンをテに入れることになる。
LDK部分は照明付きのローボードとステンレスの帯を施しその上部にライティングダクトをつけることで直線性を協調し、シンクの中心からの視線を意識した。
ローボード背面の壁を濃紺色としたのはリビング側の壁一面の本棚背面の壁と呼応させたのは、白い本棚と濃い木目という違った要素をひとつの空間内に存在させルための手段である。また、その中間緩衝地帯としてのソファーも同じ濃紺の張地としている。
間接照明で全体を照らし、フロアスタンドでアクセントをつけ、スポットライトで必要な部分を局所的に照らすという照明計画は空間の中に光の濃淡ができ、非常に奥行感がある落ち着いたインテリアに仕上がった。
photo by STUDIO KAZ