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「キッチンな人」の日常

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STUDIO KAZのパンフレットを作りました。ご希望の方はお送りしますのでメールにて御請求ください。

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office reform (planning) 

この家はチャコールグレーで覆われている。この色は、光により、黒く見えたり、グレーに見えたり、その時々によって表情が変わる。そういう色に覆われているこの家は、一日の中で、一年の中で、時や季節とともに様々に変化し、住む人にいつも新鮮な印象を与えてくれるだろう。
 まず庭にある軽い階段を上り、2階テラスへと足を運ぶ。北側隣地側にはフェンスがあり、そこではツル状の植物が迎えてくれる。このテラスは、プライベートとパブリックの緩衝地帯として、様々な用途に活用されるだろう。そして玄関を入ると、すぐにリビングがあるが、ここではダイニングやキッチン、ロフトの書斎まで視界に取り込み、天井の柔らかな曲線とともに、解放的な印象を与えてくれる。東側の壁にはローボード~本棚が書斎まで続き、ある程度の収納量を確保することができる。

書斎のある南面の大きな窓からの光が、R天井に反射し、不思議な空気を作ってくれるだろう。また、キッチンの奥には洗面脱衣室とバスルームがあり、西側の大きな窓と浴槽脇の窓により、明るく清潔な場所になっている。
 1階はプライベートな場所を配置。必要最小限の窓を開けている。フリースペースは壁を作ることにより、将来は独立した部屋として使用することもできる。
 構造的には、1階部分を250mm(床高さ)地下に埋め込み、1階部分までをRC造とし、重厚感を持たせ、プライバシーの確保や遮音性などを考慮している。2階は解放感を出すために、木造か鉄骨造と考えている。