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re-kitchen/ka
大田区にある木造住宅のキッチン+ダイニング+リビングのリフォーム。
とにかく白にこだわった。ただし、冷たい白ではなく、暖かい、柔らかな白。母娘二人住まいのため食事はカウンターで充分。そのかわり、二人で調理できるようなスペースが重要視された。
床材は、ヨークシャテリアがいるためにコルクタイルを選択した。そして床暖房にもこだわる。
通常の床暖房は、60~70℃の温水を床下に流すため、床材や家具、そして犬や猫などのペットにも影響を及ぼしやすい。そこで、今回は、35~40℃の温水を流す「低温水式床暖房」を選択。そのおかげで、キッチンの足元まで床暖房を敷き込むことができ、台所作業の時に肝心のつま先が冷たいという現象も起こらない。そして、ワンちゃんにも優しい。
キッチンの面材は、コストとメンテナンス性を考慮し、メラミン化粧合板とするが、リビング収納は、質感を重視し、ホワイトアッシュを白く着色した。
全体的に「ホワン」とした優しい空間に仕上がった。
photo by michihiro sakamoto