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re-apartment/mi
築32年の小規模マンションのリノベーション。壁構造のため構造壁の間仕切りが専有部分に２枚。なので大きな間取り変更は不可能となる。3部屋のうち、構造壁で仕切られていない2部屋を可動間仕切で繋げ、来客時等フレキシブルに対応できるようにした。生活のメインの場となるリビングの床を濃い色に着色した無垢のオーク材をヘリンボーン貼りとして、持ち家具の雰囲気に合わせた。その分間接照明のみの照明計画とすることで、天井をすっきりきれいに見せた。その間接照明を可能にしたのが壁面の造作家具だ。コレクションの食器などを飾るスペースとしての機能も果たしている。キッチンは『舞台裏は見せたくない』という施主のご要望もあり、珍しくクローズドキッチンとした。しかし扉は設けていない。壁による空間の分節と扉がない開口による空間の連結の作法に気を使いながら設計を進めた。廊下の床はフローリングに合わせた色の磁器タイル貼りとして、ハレとケを分節している。