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re-apartment/ond
築13年のアパートメントのリノベーション。62平米の床面積に御夫婦の寝室と二人のお子さんそれぞれの個室、ピアノ室の確保、広く明るい玄関スペースというのがご要望。元は典型的な2LDKの間取り。短辺部の中央にある玄関からの視線を遮るため、高さ1800mmの玄関収納を正面に設け、三和土部分を横に長く取ることにより、広さと明るさを確保。ぴあの教室にも使えるようにと玄関に続くスペースはピアノ室とする。その奥に子供室が二つ並ぶが、ここにはあまり陽が差さないため、ピアノ室の壁を1400mmに設定し、なおかつ子供室の扉を半透明ガラスのアルミフレームドアとすることで、最大限に光を取り入れることができた。子供室側から見ると、ドアの前にシルエットが映り込み、家族の気配を感じることができる。廊下を抜けると、LDKとなるが、冷蔵庫と家電のための「島」がある。その一部にはCDや本を置け、キッチン側からも廊下側からも使うこの家の中心的な存在となっている。この「島」も必要最小限の高さとして天井を続けることにより、広さが感じられる。また、ここを回遊できるようにしたことで、ダイニングテーブルやテレビなどとの動線を2方向に確保し、動きがスムーズになる。障子で仕切られた和室は、夜は夫婦の寝室となるが、昼間はリビングの一部として解放される。
プロデュース:デザイナーズリフォームHANA-RE
photo by mariko yamamoto