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「RHUM」
2006年3月にオープンした、千駄ヶ谷にあるカフェ。とはいえ、「カフェ」というにはあまりにも本格的な料理を提供してくれる。
空間は、「何もやらない」をテーマにデザイン。店主との綿密なディスカッションの末にゆったりとした空間が出来上がった。美味しいフレンチとスイーツをゆっくりと過ごしてもらうためには、空間の存在をできるだけ感じさせないようにすることがよいと考え、特別なディテールは施さず、当たり前のコトを当たり前に組み立てていった。
出来上がった空間に、店主の笑顔、シェフの貫禄、パティシエの可憐さがミックスされ、狙い通りの「ユルユル」な空気を醸し出している。
原宿の喧噪を抜け、静かな場所で、「ユルユル」な時間を過ごす。cafe全盛の現在でも、そんなcafeは貴重な存在だ。
photo by STUDIO KAZ