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「ビエンナ眼鏡」
韓国ソウルの中心地、明洞(ミョンドン)地区にある眼鏡店の改装。周囲には眼鏡店がひしめき合い、そのほとんどが日本人をメインターゲットとしている。その中で他店との差別化を図ろうと改装に踏み切った。
間口3.3mx奥行13.3mという空間の特性を強調して、広く見せるために、壁面収納の陳列棚をスリット状にし、その長さをランダムに配置することにより、奥行方向を意識するようになる。その上で、検眼コーナーやレンズの加工コーナー、トイレなどを効率よく、また巧妙に配置する。また対面に当たる壁には鏡をつけ、その周囲に間接照明を仕込んでいる。鏡の一部がピンナップボードになっているが、その扉をガラスとし、鏡と同一面とすることで、空間の中に違和感なく溶け込ませている。
photo by STUDIO KAZ