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re-apartment／wdj
山手線駅から徒歩５分という立地にありながら非常に静かで落ち着いたアパートメントの改装。
アジアのアンティークな雑貨や家具に合わせて全体的に濃い色で構成している。床のフローリングは既存のままとしたが、キッチンと引戸を濃い色に着色したレッドラワンというきれいな木目の突板で統一することで、玄関から仕切りなしにつづく空間を落ち着いた雰囲気を作り出している。
平面図的にはキッチンはセミオープンタイプに分類されるが、廊下とLDの境界が曖昧なため、敢然なオープンキッチンとして認識される。冷蔵庫を隠す壁には奥行きの浅い棚が設けられ、ギャラリースペースとして、アンティーク雑貨が飾られている。
落ち着いた色合いのLDK（寝室、書斎も同様）に比べて、洗面脱衣室はナチュラルな色遣いにしている。比較的狭い空間なので、色合いを調整したりモザイクタイルを貼るなど圧迫感を感じないことを考慮している。
玄関を入るとLDの最奥部まで見通せるがこの視線は生活動線上を通過するだけで、生活の中の「溜まり」の部分とは交わらないため、玄関からの視線も気にならない。
photo by Kohshi Tarumi