そのシステムキッチンは正解ですか?

最近工務店向けのセミナーをよくやっているからか、Facebookの広告とか運転していてもその手の広告を目にすることが多い。広告だから自分たちの持ち味を最大限アピールしているわけだけど、いくつかの方向性に分かれる。

一つ目はデザイン力。デザインという言葉が何やら魔法のように使われているのが気になるが、見た目はかっこいいインテリアの写真が並ぶ。なかには「ワンランク上の暮らし」などといったキーワードも。しかし、よくよく見ると。。。。見せ方が上手いという印象。
二つ目は信頼性。◯◯年やっているとか、確かな技術力とか、◯◯年保証とか。
三つ目は「自然素材」とか「無添加」といった健康志向を意識した家づくりをアピールしている。床材は杉の無垢フローリング、壁と天井は漆喰か珪藻土、自然塗料・・・といろんな素材へのこだわりを自慢げに声高に主張している。
しかし、これらの施工例の多くはメーカーのシステムキッチンを採用している。迂闊な会社はシステムキッチンがまんま見えるとバツが悪いので、腰壁などで巧妙に隠す。
「そこまで主張しててなぜシステムキッチンを使うのか?」と質問すると
「安いから」
「選ぶのが楽だから」
「保証がしっかりしているから」
「よく知らないから」
住まい手のこだわりを履き違えている。「お客様に寄り添った仕事」と主張する。それは違う。
デザインに拘って「どこにもない私だけの住まい」と言っているのに、メーカー間の差が全くないシステムキッチンを採用する。
自社の信頼性をアピールしているのに、自社の技術力ではなく、メーカーの保証をあてにする。
自然素材と言いつつ、樹脂でコーティングされたキッチン(天板はアクリル樹脂、扉はペット樹脂、キャビネットはメラミン樹脂)が標準仕様。
なんかおかしくないですか?
もちろんシステムキッチンを全否定しているわけではない。家づくりのコンセプトがブレてませんか?他の選択肢を覚えてみませんか?
6月2日(水)終日事務所で図面

6月3日(木)終日熊谷でキッチンアカデミーの企業研修
6月4日(金)午前、白金の某社で打ち合わせ。午後、吉祥寺案件の残工事(別途工事)の立ち会い。夕方、新宿で『モンドリアン展』。1911年に何があったんだろう?宇宙人と遭遇でもしたのかな?
6月5日(土)終日事務所で図面。20年ほど前に仕事をしていた方から突然の問い合わせが入った。当時の彼は設計のアシスタントだったので、頻繁に打ち合わせをしていたわけではないが、覚えていていただけてありがたい。こんな無茶な仕事をやってくれるのは和田さんしかいないだろうとでも思ったのか?面白そうな仕事なのだが、その頃と同じような仕事はできない。歳をとって当時のような体力もなく、取り巻く環境も違う。その辺をうまく調整できればやりたいなとおもっているのだが。。。とりあえず会ってみよう。

<セミナー・講演・トーク>
キッチンアカデミーオンラインセミナー
(タイトル未定)
日 時:2021年6月23日(水)13時00分〜15時00分
    2021年6月25日(金)13時00分〜15時00分
場 所:ZOOM
費 用:無料
講 師:STUDIO KAZ 和田浩一
主 催:コミュニケーションアンドリーディング
詳細・お申し込みはこちらから→23日分☆25日分☆
セミナー・講演のご依頼をお待ちしています。テーマはキッチンに関すること以外にも、造作家具、インテリア、リノベーションなどご相談ください
<オンライン相談会>
オンライン(zoom)でオーダーキッチン、リフォーム、リノベーションなど住まいの相談をお受けします。
ご希望の方は下記の内容を書いて、メール(info@studiokaz.com)にてご連絡をください。
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工務店の方は、キッチンアカデミーに関してのご相談でも構いません。
企業の方は、商品のデザインやデザイン監修、講演などのご相談もお受けします。
<リンク>
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<和田浩一の著書>
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