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東中野103
築12年の分譲マンションのリノベーション。ローコストで、かつ空間のポテンシャルを最大に生かすことを最大の目標とする。1階と地下1階のメゾネットタイプ。1階は既存の天井高は2.5mだったが、スラブを現わすことにより、3.4mを確保。玄関からまっすぐ伸びる廊下の天井高を2.1mに設定し、その上に4.5mx1.4mのロフトを設けた。水回りは大幅に移動していないが、空間の無駄をできるだけ排除し、空間を使い切ることを目指す。
地下1階に降りてすぐ、生活動線の途中にアルコーブのようにキッチンを配置した。その奥がドライエリアを有するリビングになる。
床材に使用したから松の無垢フローリングが、コンクリート現わしにした硬質な空間を優しい印象に変換してくれているようで、おおらかな空間に仕上がった。
photo by mariko yamamoto