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日焼けサロン「BLACKY」新小岩店
先日の『HELIOS船橋店』に続き、日焼けサロンを設計した。今回は、前回にも増して設計期間が短かった。基本設計に約1週間、そこで解体が始まり、調整に1週間、その間にも工事は進む。という驚異的なスケジュール。オーナーが同じということを多少意識させるために、似た雰囲気を持たせつつも、地域性や店舗名の違い、他系列店、同系列他店舗を考慮して、設計を進めた。
今回は、新小岩駅前ロータリーに面した8階建てビルの6階(駅ホームからも見える位置)という絶好のロケーションだが、1階がパチンコ店、その他はほとんど金融関係という、環境としてはそれほどいいとは言えない。そこに、比較的若い人たちを導入するわけなので、強烈な印象を与えなければならない。まず特徴的なのは、エレベーターを降りてすぐ目の前に拡がる『赤い壁』この壁が店内へと連続し、自然に客を店内へと導いてくれる。入口から受付までの動線と、客の待合いソファーエリアとを分けるために、タイル貼りの壁を立て、その裏側(待合い側)に薄型テレビを埋め込む。また、壁の両端を青く光らせることにより、壁の存在を特別なものにしている。
受付背面の壁には一面にコケシートが貼られ、視覚的に柔らかさを表現すると共に、色彩的にも『赤い壁』に続く面として、特徴付けている。
更衣室エリアの廊下やタンニングエリアなども前回から改良が加えられ、より、動きやすい店舗になっている。
photo by Kohshi Tarumi