2016年のキッチンEXPOで発表した、新しいコンセプトのキッチン『LuLu』。キッチンとしてのフル機能をいかにコンパクトにまとめるか。
一つ目の提案はレイアウト。ここでは外L型と(和田が勝手に)呼んでいる新しいレイアウトを提案している。そうすることでコンパクトながら動線が長くなる。教科書的には動線が長くなるのはダメだと言われるが、それはつまり広く使えるということ。そして二人が同時にキッチンに立っても、お互いが邪魔になることはない。
二つ目はカウンター。最近のヨーロッパのキッチンを見ると、ほとんどにカウンターが付いている。そのほとんどは天板の上に付けられるので、必然的にハイカウンターになる。しかし、食事をすると移転で言えば、普通のテーブルの高さが落ち着く。それを実現した。
三つ目は間仕切りにもなるカップボードを備え、そこにオーブンだけでなく、食器洗浄器もビルトインされる。最近の食器洗浄器の洗浄能力は非常に高いので、シンクで予備洗いをせずに、ダイニングテーブルから直接投入していいとのこと。だったらカップボード側にビルトインすることも一案だろう。
そんな『LuLu』ですが、今年の7月に開催されるキッチンワールド2018でも展示する予定。これともう一台、製造から流通まで考慮したキッチンをどうしようか検討中。正式発表は10月の予定なので、フライング発表していいものかどうか・・・
午前、渋谷で授業。
午後、事務所で京都案件のラフプラン作成。