印刷技術が著しく進化して、(素人目には)本物と見分けがつけられないほどの仕上がりが可能になっている。メーカーや工務店にとっては「だったら安いし、手入れが楽だし、クレームも少ないし、印刷でいいじゃん」と思うようになる。実際、最近の分譲マンションや建売住宅の床フローリングの表面は木ではなく木目を印刷した塩ビシートを貼ったものが主流。しかも昔のように(木なのに)色ムラがクレームになるということはなくなったが、無垢材を真似して、ワザとムラがあるように印刷を施す。キッチンの扉は印刷のPETシート、浴室の壁も印刷、もちろん壁もインクジェットのビニルクロス。最近ではタイルの柄もインクジェット印刷になり、木目調や大理石調、モルタル調が氾濫している。『木』ではなく『木目調』のフローリングが当たり前になり、身の回りのほとんどが「調」素材で囲まれた空間で育った(それしか見ていない)若者にとっては、本物であることに大した意味はないと思っているらしい。本物と偽物、リアルとヴァーチャルの違いにも全く興味がない。その問題は根深い
6月14日(月)渋谷で授業2コマ。テーマを決めて作ってきた模型の発表。なかなかよい。その後、マンションリノベ課題の説明。マンションリノベで出来ること出来ないこと。やっていいことやってはいけないこと、プロジェクトの進め方、現場のことなど、仕事としての進め方を解説。
6月15日(火)終日熊谷でキッチンアカデミーの研修。課題もきちんとこなしてあり、期待が持てる。
6月16日(水)午後、入船studioで某誌のインタビュー動画の収録。自分自身のことをカメラに向かって真面目に、穏やかに喋るのは苦手。。。
6月17日(木)夕方富ヶ谷案件の施主宅。マンション管理の定期点検時に指摘された事項の確認。
6月18日(金)午前、広尾案件の施主宅。プラン内容と予算の落としどころが決定。各所見積もりを急がなきゃ。午後、コイヤのzoom会議、キッチンアカデミー会員さんの電話でコンサル。
6月19日(土)午前、キッチンアカデミーの会員さん案件の施主打ち合わせ。計画当初からコンサルで関わっていたが、ご要望が細かく多岐にわたってしまったことと、それらの組み合わせがチグハグな印象になってきたので、クロージングのご依頼。なんとかまとまった。午後は大島studioで図面。
6月20日(日)渋谷で授業3コマ。疲れた・・・・