日本ではアンダーシンク信仰があるようだ。まだ人工大理石シンクが普及していなかった頃、ステンレスシンクをアンダー納めにすることがほとんどだった。天板の上に段差が出るのが嫌なのだろう。しかし、天板とシンクの素材によってはオーバーシンクの方が納まりも見た目もいいと思う。なんといってもその潔さが好きだ。特にセラミック天板とクォーツシンク、天然大理石とホーローシンク、木天板とステンレスシンクの組み合わせは必ずと言っていいほどオーバー納まりにしている。もっとも木天板の場合は水仕舞いの問題が大きいのだが。
天板とシンクの関係は、オーバー、アンダー、シームレス、エプロンの4種類。使い勝手がいいのはもちろんだが、納め方で大きな差はないと思う。インテリアに合わせて、空間のディテールに合わせて、素材に合わせて、もっとバリエーション豊かにならなければならないのはずだが、どこかの誰かさんが「アンダーシンクはお掃除が楽」と言ったから、猫も杓子もアンダーシンク。一歩引いて見てみませんか?みんな寄りで見過ぎです。空間の、インテリアの一部としてのキッチンを考えてみませんか?
システムキッチンを見てもそうだが、どのキッチンも全く同じと言っていいほどにバリエーションがない。メーカーごとの個性、アイデンティティー、デザイナーの個性が全くないと言っていい。もっといろんなキッチンがあっていいのに。
12月2日(金)早起きする自信がなかったので、朝まで仕事をしてサッカー観戦。終日キッチンアカデミーの研修最終日。終了後は急いで戻り、動物病院。
12月3日(土)午前、柏案件の追加家具の採寸。昼、動物病院。夕方、四谷のライブバーでライブ本番。
12月4日(日)渋谷で授業2コマ。
12月5日(月)午前、入船studioで打ち合わせ。午後、渋谷で授業2コマ。
12月6日(火)朝、歯医者さんで定期検診。午後、代々木案件の採寸。夕方、オンラインミーティング。
12月7日(水)早朝から大阪に移動。上本町案件のキッチン施工第一弾昼過ぎには終わり、昼ごはんを食べて帰京。夕方、オンラインでコンペの説明会。今回は審査員として参加。年内に一次プレゼン、最終プレゼンは2月17日。楽しみにしています。
12月8日(木)午前、品川案件の解体確認と採寸。午後、事務所で作業。夜、図面。