日本橋高島屋で開催されていた「北欧のあかり展』に滑り込みで行ってきた。普段意識していた照明に関する思いがきちんと言語化されていた。
「暗さを良しとして受け入れる」
「あかりは低い位置に置く」
「必要なところにはしっかりと明るさを」
「眩しさを避け、緩やかなグラデーションを」
「照明で注意すべきは、部屋の多くの部分を必要以上にあらわにしないこと」
照明計画の基本はタスク&アンビエントと学生たちには伝えているので、ちょっと安心。
高度成長期、日本の照明はおかしくなった。部屋の真ん中にぶら下がっていた白熱灯の裸電球が家庭用の蛍光と器具に置き換わり、その後蛍光灯のシーリングライトになり、光源が天井により近くなると同時に、オフィスや学校だけでなく、住まいでも高い色温度の照明になった。
そもそも、室内にもたらされる光とは(窓から入る)横から差し込む光であり、天井に一つ付けられた照明は、いわば太陽の再現を意味し、ずっと『昼』を作り出そうとする行為である。それでは心、いや頭が休まるはずがない。低い色温度の照明器具を、低い位置につけるのが理想なのだが、、、、
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を出すまでもなく、日本と北欧の『あかり』に対する心構えは似ていると思う。ただ、谷崎のそれは「西洋の文化では可能な限り部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消す事に執着したが」となっているが、その点に関しては懐疑的で、ただ西洋文化を取り入れる時に、なんだかわからないけど、まぶしい明るい未来が見え、間違った解釈をしてしまったのではないかと思っている。
3月14日(金)午前、図面。午後、仕入れ〜仕込み。夜、スナック順子
3月15日(土)午前、打ち合わせ。午後、私用。夜、図面
3月16日(日)渋谷で授業2コマ。夜、図面
3月17日(月)午前、歯医者さん。午後、渋谷で授業1コマ。本年度の最終授業。あっさりと終了。夜、図面
3月18日(火)豊橋案件の現場監理と打ち合わせ。夜、図面
3月19日(水)終日私用
3月20日(木)終日図面
3月21日(金)午前、図面。午後、『北欧のあかり展』。夜、図面
3月22日(土)午前図面。午後私用。夜、図面
3月23日(日)渋谷で授業2コマ。夜、図面
3月24日(月)朝、入船studioの配管高圧洗浄。午前、新小岩の東京tebiki隣。午後、図面。夕方、三田の某社でマンションリノベの打ち合わせ。夜、図面