1988年に倉俣史郎氏がデザインした『SAMBA-M』。当時はLEDではなく、発光ダイオードと呼ばれていて、赤色と緑色のみが普及していた。その後、1993年に青色発光ダイオードが実用化され、2014年にノーベル賞を受賞したのは記憶に新しい。当時の使い方としては、一般家庭ではせいぜい機器類の電源ON/OFFの表示用止まり。そんな『赤色発光ダイオード』を一粒だけワイングラスに入れ、シャンパンを注ぐ。輝度が高い発酵ダイオードは泡なのか液体なのかゆらゆらとした光を周りに艶っぽく拡散させる。光(灯り)の捉え方を変えるもの。コミュニケーションのための灯り。
その『SAMBA-M』が現代の技術で復刻する。その試作品の撮影に立ち合わせていただけたことの幸せ。もう美しすぎて、呼吸をすることを忘れてしまいそうになる。
5月12日(水) 午後、リニュールしたGROHEのショールーム。新商品や新色など、見応え十分。
夕方、シーザーストーンのコンフォートショールームで打ち合わせ。
夜、事務所で文字仕事のためのスケッチ。
5月13日(木) 朝一、歯医者さん。午後、入船studio のブレーカー交換工事。スマートメーターになっているので、『交換』ではないのね。銀座三越でお使い。客よりも店員の方が多い。なんだかなぁ〜〜・・・
5月14日(金) 午前、広尾案件の施主打ち合わせ。
午後、hansgroheのショールームで新商品の確認と打ち合わせ。
5月15日(土)夕方から『SAMBA-M』の試作品撮影。
5月16日(日)渋谷で授業、3コマ。午前は課題のチェック。13人のプランチェックはしんどい。午後は製図と体験授業セミナー。喋りっぱなし。18時終了時には体力を使い果たした感。