吉祥寺案件の受付カウンター。緩やかな弧を描く6mのカウンターは空間の中でも大きな存在感を放っている。樹種は「マコーレモトル」。マコーレはマホガニーの代用として使われることが多い樹種だが、その中でも『モトル(斑)』と呼ばれるモアレ模様が美しい突板。上品さと大胆さ、荒々しさを併せ持つ不思議な魅力の木目。仕上げはオスモクリアオイル。木目がすぅっと浮き出てきて、立体的な表情が豊かになった。
6mの家具を一本で搬入することは無理なので3分割している。そのジョイントを目立たなくするために木目を縦にした。カウンターの小口も縦。しかも腰板と木目が揃う。さらにその木目がカウンタートップまで続く。そんな図面を描く方も描く方だが、その化粧合板をいとも簡単に(?)作っちゃう化粧合板屋さん、その素材をきちんと家具に仕立てる家具屋さんが驚異的だ。現場では注意深く見ないとジョイントは分からない。
改めて一人で仕事しているんじゃないな。いろんな方々の協力の下に成り立っているのだなと思い知る。まさにコラボレーションの極み。誰と組むかを決めることも大事な仕事。
5月8日(土) 打ち合わせで富士吉田市までドライブ。直行直帰。
5月9日(日) 渋谷で授業1コマ。2週間ぶりに渋谷に行ったら、道玄坂の学校からわずか100mの間で店舗が4軒閉店してた。厳しいですね。その内の一つはすでに次の店舗の工事が始まっていた。
5月10日(月) 渋谷で授業2コマ
5月11日(火) 終日事務所